◆腸内細菌の栄養源

胃腸の中で生きている腸内細菌群は腸内の内容物を栄養源、エネルギー源としています。

その代表的な栄養源として糖質が挙げられます。

しかし、その糖質の単糖二種類は空調、回腸上部で大部分吸収され、それ以下の腸管内容物には殆ど存在しません。

腸管下部に常駐する腸内細菌は何を食べているのでしょう。

実は糖タンパク(ムチン)を栄養源として増殖しているのです。

この糖タンパクというのは粘液層や分泌細胞から分泌される粘液物質です。

乳酸球菌はこの糖タンパクを栄養源、エネルギー源として利用いるのです。

また腸内細菌の死菌体も糖質、タンパク質、核酸、ビタミン、無機質などとして乳酸球菌の栄養源となっています。

※下図のようにムチン添加でエンテロコッカス菌が100個が1億個に増えたことが顕著です。


◆腸内細菌の定着性

人間の乳酸球菌は人間に最もよく付着する!

人体から採取された乳酸球菌とサルおよびラットから取れた乳酸球菌との付着率を比較しました。

驚くべきことに人から採取された乳酸球菌は人の腸管によく付着するのですがサルやラットには付着しにくいことが分かりました。

逆にサルやラットの乳酸球菌も人の腸管に付着しにくいことがわかりました。

こうした点で人から取れた乳酸球菌とサルやラットから取れた乳酸球菌とは相違していることが分かったのです。

このことは進化の過程で人類の乳酸球菌がほかの哺乳動物の乳酸球菌と大きな差がでてきたことを意味します。

これは乳酸球菌の研究で初めて証明された「進化」の一例と言えます。

【腸内細菌と乳酸球菌エンテロコッカス】

◆腸内細菌としての乳酸球菌エンテロコッカスは他の乳酸菌を遥かに凌ぎ胃腸管い最も多く定着しています。

◆このことは乳酸球菌エンテロコッカスが腸内細菌としての乳酸菌の中で最も重要な菌であることを意味します。