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乳酸球菌と乳酸桿菌

乳酸球菌は乳酸菌の一種ですが丸い形をしているので球菌と呼ばれています。

ヨーグルトや乳酸菌飲料に入って乳酸菌の形は大部分が棒状なので球菌に対して桿菌(細長い菌)と呼ばれています。

乳酸球菌の中のエンテロコッカスは一般には食品に含まれる細菌として知られています。

漬物(ぬかみそ漬け、すぐき、キムチ、スンキ漬け、きざみ漬けなど)、練り製品(魚肉ソーセージなど)、乳製品(チーズなど)、豆乳、菓子(カステラ、ナマクリーム、シュークリーム、ショートケーキ、生あんなど)、野菜(ナス、キュウリ、トウモロコシ、ニンジンなど)、穀物(小麦など)、飼料添加物、飼料、生菌剤、発酵生産物、牛乳、粉乳、発酵飲料、土壌などに含まれています。

つまり乳酸球菌は殆どの食物に含まれています。

ところが腸内から取れた乳酸球菌の利用については前例の研究がありませんでした。


 

乳酸球菌エンテロコッカスの種類と存在数 

人間の胃腸管から取れる腸内細菌としての乳酸球菌はエンテロコッカス・フェカリス菌をはじめとしてフェシュウム菌など10種類以上が存在しています。

重要なことは同じフェカリス菌でも生活習慣病に効果的な菌体はカワイ株だけなのです。

人のお腹の中に存在する乳酸球菌フェカリス菌の数は胃には10万個~1000万個、小腸には1000万個~1億個、大腸には10億個もあります。(いずれも胃腸管内容物1gあたり)

正常な人の便1g中には約1000万個~10億個も存在しています。

腸内細菌は「第三の臓器」考えられ、合わせると約1.0kg~1.5kgの重さになります。

乳酸球菌は胃で約1億~100億個、小腸で100億~1000億個、大腸では約1兆個も存在しています。

腸内細菌全体の数が約100兆個と言われる中で乳酸球菌が前述した位の数量が存在していても不思議はありません。


乳酸菌を凌ぐ乳酸球菌の重要性

乳酸球菌エンテロコッカスは他の乳酸菌ラクトバチルスやビフィッドバクテリウムと比較してどのくらい胃腸管に棲みついているのか無菌ラットを使いその定着数を調べました。

定着傾向は三つの菌とも類似していて十二指腸を除いて、共に増加していることが分かりました。

更に重大なことは三つの菌の中でエンテロコッカスの定着率が最も高く胃ではビフィッドバクテリウムが8千個(内容物1g当り)しか定着していないのに対しエンテロコッカスは1億個も定着していました。